母親が妊娠中に喫煙していた場合生まれて来た子供が将来暴力犯罪を犯す率が上昇する、というデータです。
デンマークの34歳の男性4169人(コペンハーゲンのある病院で、ある期間に生まれた男子全員)の、逮捕記録をチェックして犯罪歴を調査し(もちろん犯罪歴もなく、逮捕されたこともない人の方が圧倒的に多いわけですが)、妊娠中の母親の喫煙本数との関連を調べたものです。
1日20本以上吸っていた妊婦から生まれた男児は、非喫煙妊婦から生まれた男児に比べて、暴力犯罪を犯す率が約2倍となっています。
いわゆる「常習犯罪者」になる率も、約1.8倍となっています。
(Brennan et al. Maternal smoking during pregnancy and adult male criminal outcomes. Arch Gen Psychiatry 1999;56:215-219)