子供の時にタバコの煙を吸うことの害はとても大きく、その害には大きく分けて、2つの面があります。
1つは本人がタバコを吸うことによる自分自身への害であり、(能動喫煙)もう一つは他人のタバコの煙を吸い込むことによっておこる害です。(受動喫煙)
母親の胎内にいる間から成人になるまでの間に、小児はさまざまなタバコの害をうける可能性があります。
妊娠中の母親の喫煙は胎児の障害や脳の発達の遅滞や低体重の原因となります。
乳児の時の親の喫煙は乳児突然死症候群(1才未満の元気な赤ちゃんが突然死んでしまう病気)や気管支喘息、知能指数の低下の原因となります。
小児期の受動喫煙が小児ガンや成人してからのガン、心臓病の危険性をふやしている可能性があります。
近年は未成年者の喫煙が増加していますが、たとえば14才以下でタバコを吸い始めると、ガンの発生は15年早くなり、50歳代でのガンによる死亡率は4倍以上になります。心筋梗塞の死亡率は10倍以上になります。
そしてもっとも大切なことは、子供たち自身はこのようなタバコの害について正しい知識をもつ機会が少ない為に、安易に喫煙を開始してしまう可能性がありますし、小さな子供達は回りで大人がタバコを吸うことを拒否できないということです。
私達はこのようなタバコの害から子供達を守る為に、ボランティア活動を行っていきたいと思います。